第1001話常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ

常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ 引けば絶えすれ あどか絶えせむ

                         (巻14-3397)

※浪逆の海:利根川の下流。茨城県鹿島郡北浦の南方。外浪逆浦のあたりで、常陸国石岡へ通じている。


常陸の国の、浪逆の海に漂う玉藻であれば、引けば切れてしまいます。

しかし、この二人の仲は、そんなことはありえません。


二人の仲を邪魔をして、途絶えさせようとる周囲があったらしい。

しかし、そんなことには負けない、別れないと、強い決心を詠む。

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