第950話国遠み 思ひなわびそ 風の共
国遠み 思ひなわびそ 風の共 雲の行くごと 言は通はむ
(巻12-3178)
国が遠いからといって、落ち込まないでください。
風と一緒に雲が流れて行くように、言葉は通うでしょう。
古代、風や雲が思いを伝える、そんな俗信があった。
現代でも言われる「風の噂」の原点かもしれない。
奈良の都をはるかに離れて、地方に長く勤務する官僚が、ホームシックで落ち込んでいる。
それを、現地の人が慰めた歌らしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます