第223話河内百枝娘子の、大伴宿祢家持に贈りし歌(2)
ぬばたまの その夜の月夜 今日までに われは忘れず 間なくし思へば
(巻4-702)
お逢いした夜の月を、今日まで私は忘れずにいます。
いつも、あなたのことを、思っておりますので。
これも、一般の女性と、遊女なのかで、趣が違う。
一般の女性であれば、純粋に月夜の逢瀬を懐かしみ、恋心も、継続しているということ。
遊女となると、大伴家持は「金払いの良い上客」。
言葉巧みに、「月夜の忘れられない熱い思い出が・・・」と、次の「来店、ご指名」をおねだりする歌となる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます