四川直子の報告書

人羅賢治（にんら けんじ）殺人事件状況に関する報告書

　〇捜査開始日

　201■年9月22日

　〇捜査場所

　石理（いしり）製造工場跡地

　〇発見日時

　201■年9月21日

　〇捜査開始経緯

　午後11時頃にパトロール中の■■巡査が発見。すぐに応援を要請した。

　〇調査概要

　応援に駆けつけた■■警部と■■警部補と合流し■■警察署に連絡後、捜査開始。

　■■巡査は日頃から若者が石理工場跡地を深夜まで徘徊。騒音等の苦情から、パトロールを開始していた。現場はすぐに封鎖した。

　〇捜査状況

　被害者は仰向けの状態で発見された。

　回りには水が散乱していた。この水は■■工場が製造工場であり、日頃から水は通っていた。若者は水をホースを通して遊ぶこともあり、■■巡査は若者の徘徊の注意の為に工場内部に侵入した。

　〇捜査結果

　死因は後頭部殴打。頭蓋骨の陥没状態から角のようなもので殴られた可能性が高い。

　また死体には水が体の内部に大量に含まれており、その後に被害者の顔の皮を剥ぎ取られていた。

　死亡した場所はおそらく発見現場ではなく、被害者が着衣していたスーツの状態から引きずられた後があり、移動した可能性が高い。

　散乱していたのは証拠隠滅の可能性が高い。

　捜査状況、捜査結果からみて、7月11日「忍野（おしの）和泉（いずみ）殺人事件」8月25日「服部（はっとり）一期（いちご）殺人事件」と酷似しており、関係性を視野に入れて捜査を開始する事となった。

　・石理工場跡地

　・■■巡査

　・■■警部及び警部補

　・工場跡地に関する若者の徘徊の被害届

　・人羅賢治の鑑識及び解剖結果

　・7月11日「忍野和泉殺人事件」

　・8月25日「服部一期殺人事件」

　上記に関しては別紙にて記載