けものにあいに 2
おや…
また会ったね、いかがお過ごしだろうか。
ん?
結局お前は何者だ…だって?
まぁ、どうだって良いだろう?
…良くない?
あぁ、そう。
名乗るほどの者じゃあない。
さて。
突然だが読者諸君。
君たちは食事…いや。聞く必要は無いな。
動物たちも当然だが食事をとる。
至極当然だ。
申し訳ない。ワタシはそういう事に疎くてね
動物園で餌を買って、餌を与える体験をした人がこの中に居るのでは無いだろうか?
もしくは…家のペットに餌を与えるとかでも良いだろう。
その時、与える餌の見た目を思い出して欲しい。
…正直、ニンゲンから見ればあんな茶色い塊なぞ美味しそうに見える訳無い。
だが、あんな見た目でなかなか美味いのだ。
「おーい、そこの子~、じゃぱりまん持ってない~?」
おや、珍しい。
彼女はフンボルトペンギンのフルル。
あるけど、持ってくかい?
「わぁ~いありがと~!」
今話題に出たじゃぱりまんもそのような類の物だ。
とはいえこれはまだまだ頂ける範囲。
見た目、味ともにヨシ。
ただ、考えて欲しい。
栄養バランスの取れた食事という物は、どの生物にとってもとてつもなく重要な事である
動物園の動物たちは、そのバランスという物を保たれて生活している。
人間でいえば…そうだな、
アスリートの食事メニューと考えると良いだろう。
自然界でその動物が食べる機会が無いもの
となると、
その動物は体調を崩しかねない。
サルにバナナを与える
パンを与える
草食動物にそこらの雑草を与える
どれもこれもやりがちだが、
基本的にはアウトだ。
悪気はないのだろう。
だけど考えてみて欲しい。
人間は野菜を食べる。
でもよっぽどの事が無い限り、
雑草は食べない。
動物園などでは基本的に餌の持ち込みを禁止している。
是非覚えておいて欲しい。
例えその行動が、愛故であっても。
例えその行動が、憎しみであっても。
例えその行動が、無邪気なものでも。
立ち止まって、考えて欲しい。
彼ら動物たちも命ある者である。
自分たちに置き換えて見てほしい。
例え字だけ見れば「動く物」でも。
生きる命なのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます