自称魔法使いへの願いごと
勝利だギューちゃん
第1話
「突然ですが、私は魔法使いです」
「単刀直入ですね」
「はい・・・って、驚かないの?」
「はい」
「どうして?」
「だって、夢でしょ?」
こう言う人には、関わらないほうがよさそうだ。
適用にあしらっておこう。
「で、その魔法使いの女の子が僕に何の御用ですか?」
「あなたの願いをひとつだけ、叶えてあげます」
「ありがちですね」
「まあね。で、願いは何?早くして」
「で、何で僕の前に?」
「それはね」
「うん」
「私が暇だったから、暇つぶし」
いい加減だ。
例え本物の魔法使いでも、たいしたランクじゃないだろう。
「・・・で、願いは何?早くして」
「どんな願いでもいいよ。但し願いをふやせはダメ」
「おケチ」
「ケチじゃないの?さあ早く言って!」
「わかった。言うよ、僕の願い」
「どんとこい」
頼りになるのか、ならんのか・・・
「あなたが魔法使いなら人間に、人間なら魔法使いになってください」
「だれが?」
「あなたが」
「どうして?」
「何でも叶えるっていったでしょ!」
「わかったわ」
彼女は、何やら唱えている。
まあ、どうでもいいが・・・
「あなたの願いは叶えました。」
少女は去って行った。
こうして、彼女が魔法使いでも、うそんこでも、
僕の願いは、叶えられた。
自称魔法使いへの願いごと 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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