6 併発性(因果)系

1. 実体は併発性の影響範囲にあるもの(併発性系に属しているもの)とそうでないものに分かれる。


2. 併発性系に属している実体とはマクロ的視点において因果に従うもののことである。例えば物質で構成されるものはそうである。これらの実体が実体機能(特に因果関係)によるネットワークを形成している。


3. 過去にあったことは単体では併発性系に属していない。しかしそれと現在の実体を結びつけると全体として併発性系に属するようになる。


補1. 併発性系において生成された実体は必ずしも併発性系に属するわけではない。例えば誰かが考えた物語を印刷した本は属しているが、物語そのものは属していない。


補2. 物質の最も基本的な実体機能は引力である。物質が大量に集まり、互いに実体機能を発揮するようになると、項目4.2より、ブラックホールのような強力な実体が出現する。

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