ビルド&スクラップ

じ~じ

第1話 日本

世界の自然災害の三割は日本で起きている。


南海トラフ      インターバル


684年    白鳳地震、 203

887年    仁和地震、 209

1096年   永長地震、 3

1099年   康和地震、 262

1361年   正平地震、 137

1498年   明応地震、 107

1605年   慶長地震、 102

1707年   宝永地震、 147

1854年   安政地震、 90

1944/1946年 昭和地震    2

人間の歴史は作っては壊しの連続、原因は地球(自然)と人間の知能である


地球(自然)

ザックリした信州の経緯

日本列島が未だ大陸とつながっていたころ日本構造線の南側は

プレートのズレによって大陸にズレながらぶつかる、北側の大陸の一部を

巻き込み、大陸と離れてしまう、日本列島が大陸と離れた後

南海トラフと日本海溝の二つのプレートの影響で、日本は二つに折れる

日本海盆により、南下を始める。

割れ目は沈降する(フォッサマグナの深さは最大6000m~10000m

である) 一億三千年前~800万年前

善光寺平



日本列島が未だ一つになる前、長野は海の中だった

堆積物が近くの二つの島の割れ目に体積していく

内村層の上に別所層、青木層が堆積し

聖山、荒倉山近辺の海底火山活動により堆積した地層が海底で形成される

(上部は流紋岩質~デイ サイト質下部は裾花凝灰岩層を含む小川層)が堆積し

ていく

裾花凝灰岩とデイサイトは流紋岩質であり、堆積の仕方が一定ではない事か

ら、地殻変動がゆっくり進んだと思われる

裾花凝灰岩層だけで700m以上

二つの島が海溝近くに接近し東北地方は北米プレートに近づき減速していく

二つの島は信州を中心に近づき始める

800万~200万年前

フォッサマグナの形成が始まる

休眠期が過ぎた時期(日本列島が接近し衝突 噴火 造山活動 フィリピン海

プレートの沈み込みによる火山活動の活発化が始まる)

聖山、篠山で火山活動が激しくなり 柵層が形成される 化石等から海は浅か

った、海はさらに浅くなり 近隣の地形は浸食し平坦化していく 

現犀川・裾花川の両沿岸部の台地(松本~長野市付近まで現大峰面)が出来上

がる。浅間、白根、菅平、奇妙山の急激な隆起、噴火による善光寺平の湖沼化

   又は港 湾となり、さらに二つの日本は近づいていく

大峰面は隆起し、陸地化していく、台地は浸食しながら断層の下部(善光寺平

湖沼又は湾岸)に豊野層、西河原層が形成されていくのである。

近代(第4期)安定期がやってくる

飯綱山、黒姫、妙高山、焼岳等の活動は続く

那須・鳥海山火山帯最西部の皆上山の溶岩ドームや奇妙山(菅平カルデラ)を

見ると巨大であり、噴火活動も激しかった、地層の不整合・褶曲が激しくなり

近隣では冠着山、聖山、篠山、虫倉山 大きく見ると 八ヶ岳から焼岳までの

火山帯が活動を激しくしてくる

芋居の貉郷路山(むじなごうろやま)溶岩ドームから始まる妙高火山帯(安山

岩質)はその時期から活動が始まった(中期の泥岩を破って噴火)

富士山火山帯の最先端は貉郷路山、陣馬平、虫倉山、聖山、篠山、陸地化して

からは飯綱山、黒姫、妙高山、焼岳だと思われる

その間にもユーラシアプレート最東部の造山活動が激しくなり アルプスが形

成されてゆく、同時に東日本島と西日本島は近づき、隆起は続く

善光寺平も浅い海から湖沼化していたが、佐久地域の巨大湖沼が

   坂城で決壊し、善光寺平の湖沼と一緒に頸城丘陵を侵食し

大峰台地と頸城丘陵の土を、さらに浸食して 犀川、信濃川を形成し

新潟方面に流れだしていく。

太平洋側には、関東山地(大きな島)の両端を富士川、利根川、

   によって、浸食していく。

豊野層、西河原層は善光寺平の西北の端にに少しだけ残った

褶曲活動は 頸城・魚沼丘陵を形成、大峰台地は隆起を続け 

   浸食が進み、深くて急 な河川、沢が形成されていった

新潟や関東平野、名古屋はバカでかい扇状地だ。

200万年~1万年前

長野の大地は主に砂質~礫質なのである。

中央構造線とフォッサマグナの十字架を背負っているのが

   信州の大地なのである

人類(知能)

生きるに必要な物

生きるに必要なものって何だろう

はたして物なんだろうか?少なくても(衣食住)は最低限の物だろう

人間だけが現在異常繁栄している理由は 欲だったり、感情だったり

   自我だったり 

恐竜の様に物理的な優位性がないことから恐竜の様に

2億 3000万年前から6600万年前までの

約1億 6000万年もの長い間生きていけるとは思えない

急ぎすぎるメトロポリスに未来を見つけられないだけなのかもしれないが。

箱の中の地球には生きるには過ぎたことをした時、バランス原理が働く。

日本は島国、地球規模のバランス以外に島国のバランスも存在している。

簡単に言うと、自然を壊すと人間は存在できないし、何より自然を食べて

存在しているのだから。

近年合成したサプリもやっぱり地球上の物なのだ。

何度も帝国が現れ消えていく、何度も巨大文明といわれる都市が現れては

消えていく

宗教の始まりもバランス原理を言い伝える為の方法だったと思われる。

その中の住に焦点を当ててみよう

日本の位置(世界との比較、近々20年位)

面積は 0.28%

地震は 20%

火山は 7%

災害被害額 11.9%

災害による死者は 0.3%

台風、大雨、大雪にも見舞われている

面積から見ると災害は一桁、二桁の違いがあるのだが死者は

ほぼ同じ数字である。

結果近代まで日本の住居は

年代順

①竪穴式住居 △構造

②木造茅葺 □構造

③木造かわらぶき

④鉄筋

⑤鉄筋コンクリート

⑥鉄筋ラーメン構造

耐震構造、耐火構造が進化していて、もはやお金さえ掛ければ

無敵だと思われる。

日本の住居の立地は

当初は海沿いの以下の場所から、内陸の以下の場所へ

   年代順

①中低地の山の上

②中低地の山の中腹

③低地の海岸

人間が集中してる場所を年代順に表記してみたが、山岳にも、

   砂漠にも、ジャングルでも、基本どこでも、人が住んでいた。

古代の日本の住居と立地は日本の風土に沿って、住みやすさと

   安全のバランスをとっていた。

河川や海の近くの平地のほうが、水、食料の調達が楽で住みやすい筈なのだが

わざわざ山の上に住居を立てていた。

熊さんもカラスも川沿いのほうが住みやすいのに 山の中腹まで帰っていく

何より、水害や津波、地震や火山に対応してきた人たちが生き残って

  きたのだろう。

日本の東京を筆頭とする都会は日本の風土とは決定的に外れて

巨大化している。

巨大な経費をかけて、都市を創っていく、経費の為に生きている。

はたしてそのバランスが壊れた時、生きていけるのだろうか?

地震が来ても壊れない三角構造の竪穴式住居を、水害の無い中低地の

山腹に建て、生きる為だけに命をいただいたり、食糧を取ったり、栽培したり

   だった。

農耕が始まり、炭水化物の栽培が始まってから人の歴史でいえば、

   つい一時間前位の話だ

経費を掛けず、自然と融合し、生活していく事は、もはや絵空事に過ぎないし

争わずに暮らす事も、絵空事になりつつある、同じ人間同士が生命を奪い合う

地球という密閉された空間で人類は何を目指しているのだろうか?

三匹の子豚の様に、敵の狼を罠の鍋で煮込んで食べて

その後幸せに暮らせました、なんて事を本当に日本人は

   信じているのだろうか?

狼を国だったり、人だったりとしか想定していない。

狼が自然の驚異ならば、迷いなく、藁だったり、木造だったり

モンゴルの遊牧民の様に、すぐに壊れて、

すぐに作れる物を選んでいたはずだ。

先進国のスクラップ&ビルドは大量のゴミを出して、

大量の経費をかけ、巨大な物を作る事だと思い込んでいる。

 都会って不思議な集合体に見える

この不思議の地は見学、観光に行く以外に必要性を見つけられないのは

私だけなのだろうか?

神田川の「三畳一間の幸福」が不安でいたたまれない日本人なのである。

そして、日本中の平地はビルで埋め尽くし、ローマ帝国になろうとしている

ローマは石とレンガが残り、滅亡から数百年後、教会がその都市機能を

   使って再興している。

果たして

地球の自然災害の三割が起きる日本列島で、バランスを失う事の恐怖は

一部の学者しか考えない幻想なのだろうか?

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