#フォエム52 『音色』
鈴の音を桐の箱にしまう
囀りも喚きに転回するひととき
音色の階段で楽に喰らうともに甘い飴
はらはら満ちる海に、
さらさら凪ぎの旋律が、舟に乗る
浮遊する金銀の閃光に奔るが如く
仰ぐ風を感じる虚勢
天の流れ星に委ねる彼方に
堕ちるプレリュード
愛してると
大嫌いと
さようならを
幾星霜も旋廻する
朝瀬さすれば小鳥は新たな聲を囀る
浅海さすれば深海の鯰は拍動を遷し
心地好い障りに酔いほどに揺蕩う
妙長の満ち欠けのうた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます