幾重にも愛撫され

幾重にも愛撫され

燻される鎖と楔の古城


祝いと呪いは繰り返される

あいたいして空いては終を括る


枷は見える愛 首輪

円環で結われる 指環

これを幸せと呼ぶのならば

なぜ今こんなにも空虚なのか


見た目崩れた砂時計

愛で印した錠の鍵は我が手に

平で転がす代わらない安泰に

凍った目隠しで重ねて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る