燻したデスク苦い粗茶
燻したデスク苦い粗茶
柔な椅子は古風な揺らぎを魅せる
雑然と通り過ぎる雲行き
滲みた雨粒を受ける大きな器
差し出された小さな叫び
闇夜に眩む場には錦の仔犬
思い出去る孤独に夢に堕ちる
経糸も緯糸も彼方が育み
織られた景色は私を幸せに指せ
天板に遷した面が在りし日に
振り還った刹那 郷愁
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