「あけ」の「いき」

「あけ」の「いき」


彼方に添い甘く

やわこく 痛み冴え 満た去れて


いっぱいと感じる肺に

狂おしい愛に 驕る息は絶え絶え

伏したていで酔いた強情


天は瞬(めまじ)

逆上せる余韻に

まやかしに入る

薄らとくせもの

あゝ

定まらず霧のない夜

放浪する残夢


絶え間啼く祝(ゆわ)える

求め空いて 縁

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る