漂り高いものはなし

今一番の楽を盗む

漂り高いものはなし

飽き飽きと繰返す

堂々巡りのこと場連なり

透の光を得るまでの

霧中視界は冴えず翳は足許に

足掻き藻掻く不快は

築くことなく罪あがり

仰ぐ深縁降り積る陽

日々は漂り他界モノは哭く

悦い宵闇に溺れては深夜に吐く

己の罪を背に配し

冥い苦楽に酔い潰れる

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