#枕元の幻想

#枕元の幻想

羽根に包まれ綻び

視界は白く春の薫りを齎す

歪み霞む世に

過ぎる日々にさよならをください

出来る事なら夢にして

悪夢でいい

現実に普通の生活をいただきたく

儘に記憶も持ち眠り

毎夜の悪夢で溺れたい

桎梏の闇が私を抱いて

底に空けが開き

空が白んで朝が来る

あたりまえを仕舞いに。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る