閑散とした左車線、 僕は車を走らせる

閑散とした左車線、

僕は車を走らせる

平和な日常にさよならを

今日1日 終わる

薄明の空 赤々と燃え

心奪われるひととき酒を喰らう

どこに逃げても同じだというのに

反対車線は渋滞していて

僕の還る内は底で迎えたいと

目的地の見えないほど

眩んで往く熱い視界を

醜くも翳として

焼き付けたいのです

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