薄ら笑いの風は
薄ら笑いの風は
施錠の扉を空け放った
うら若き乙女に幸いを与えんと
寝ぼけ眼の鶯は一世に囀り
花瓶から零れたエキスは
紅い染みとなり
菌糸の血筋は
新たな清明の星を得た。
見にくくも小さき者、哀れな華
咲くことも許されず
冷たい棺に浸されても尚
幸せの意味を 時に限りを
一理ありて。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます