第187話 #深夜の二時間作詩 「3月9日」
今日 麗らかな春の日、
テレビのニュースでは
高らかに卒業を祝い
おめでとうございます
マイクを向けて
うわべで笑うキャスター
あなたは子供の卒業式に
行けたのですか?
世知辛い世の中です。
皆が別れを悲しむ中
心でほくそ笑む。
糞餓鬼どもの上っ面
ひととなり せせら笑う
てめえらのツラが一番汚ねえ
暗がりで下呂吐いて
紫煙に吹きつけた
宵闇に別れを惜しむ
時は無常で夢も希望も叶わねえ
門出の灯をもみ消して
其れでも時は酷刻と
よれた服着て装飾される
華美な世界を信じるしかない
いつの日か
貴方たちにも
幸あらんことを
風は優しく撫で往くでしょう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます