クエスト2-5 下準備

 






 カルネリア、領主の屋敷の応接間。


「ありがとう、本当にありがとう……ここのところ娘が心配で私は一睡も出来なかったのだ……」


 カルネリア領主は涙を流して喜んでいた。




「どういたしまして……」


 トルカの方を見ると、大変だった、とでも言いたげな顔をしている。




「そういえば、名前を聞いていなかったな、若き冒険者達よ」

「シンヤ・ハギです」

「トルカ・プロウン……」


「シンヤ君にトルカ君、この度は娘を助けていただき、誠に感謝する」



 領主は改まって頭を下げた。



「いや何も改まって、そんな……」


 改まって礼を言われると、なんだか変な気分だ。


「シンヤ……」


 トルカがジト目でこちらを見る。


「な、何だよ……」

「もっと、しゃきっと、しよ」

「いや、そんな事言われても……」

「彼女の言う通りだ、シンヤ君。謙虚なのは悪いことではないが、君はもっと堂々とすべきだ」

「は、はぁ……」



 そんな事言われてもこればっかりは簡単にはいかないんだよなぁ……



「さて、約束の報酬だが、少し待ってくれたまえ」


 領主はそう言った後、使いの者を呼ぶ。



 これは余談だが、騎士を門まで運んだ後どうなったかというと、兵士数人が騎士を運び、俺達も同行した。


 屋敷に運ばれ、鎧を外す最中に顔がちらりと見えたのだが、確かに綺麗な金色の髪の女性だった。




 あと……一瞬だけでもわかるくらい……美人だった……。






「これが報酬の10,000Gだ。確認してくれ」




 領主から貨幣の入った袋を受け取る。内約は大銀貨10枚。


 この世界のお金はまず金貨、銀貨、銅貨があり、それぞれに大小がある。

 銅貨なら大銅貨と小銅貨、といった感じだ。



 一番価値の小さい小銅貨が1Gで、大銅貨が10G、小銀貨が100G……と、10倍ずつになる。




「しかし、こんなにもらって大丈夫なんですか?」

「遠慮する必要は無い。大事な娘を見つけ出してくれたお礼だ。何なら更に金額を追加してもいいくらいだとも」



 カルネリア領主は依頼を受けた時の険しい表情はどこへやら、非常に安堵し、笑顔を見せる。


 当然といえば当然だが、何というか……ギャップがすごい。


 というかワーテルの王様といい貴族王族は娘の救出にお金をかけすぎなのでは? そういうものなのか?






「もっと、くれるの?」


 期待を込めた目つきでトルカがせびりだす。


「待った。せびるのは格好がつかないからやめるんだトルカ。それから敬語くらいは……」

「はっはっは!気にすることはない。実は、私は堅苦しいのは得意じゃないんだ。それに遠慮しなくてもいい。私にできる事なら何でもしよう」



 この人が寛大で助かる。いや本当に。後でトルカにはちゃんと言い含めておきます。


 それはそうと、お金が必要なのはまあそうなんだが、今はそれよりも欲しいものがある。




「それならば、この町の南東にある洞窟を越えた先にあるという塔の話について教えてくれませんか?」



 領主の顔つきがシリアスなものへと変わった。



「ふむ、風の塔のことか。あそこは風の大精霊が祀られているところだ。だが、強大な魔物が棲むと言われている上に、近頃は通り道となる風穴の洞窟もゴブリンで溢れかえっていてな、今は封鎖中だ」

「えっ」


 これはまずいぞ。封鎖中となれば入る事は出来ないし、こっそり入ったらバレると面倒な事になる。


「しかし、君達はあんなところで何をするつもりだ?宝探しのつもりならやめておいた方がいい。あそこにはロクな宝がなかったはずだが……」

「……俺達は魔王を倒す旅の最中なんです。伝承によれば、かつての勇者は精霊の力を借りたと」




 ここは正直に言って協力を仰ごう。

 いざとなれば勇者の剣を見せればいい。




「ほほう、そうであったか。それで風の塔に行きたいと。ふむ、ならば先に霧の湖に潜む魔物を倒してみせよ。奴を倒せる実力がなければ、どの道風の塔には進めぬだろう」




 何というか、自然に勇者の事を流された気がする。まあいい、通りたいなら実力を示せ、ということだな。


 そんでもって勇者かどうかも見定めると。





「分かりました。まずは霧の湖の魔物を倒してみせます」

「君達は娘の恩人だ。君たちの願いを叶えてやりたいのは山々だが、君達の実力が分からないうちはそうするわけにはいかない。すまないが、よろしく頼む」

「はい。まだ適正レベルではないので討伐までにはお時間をいただくことにはなりますが、必ず俺達がなんとかしてみせます」




 適正レベルという単語をゲーム以外で使うことになるとは思わなんだ。




「ふむ、承知した。もし魔法使いのお嬢さんが火の魔法を使えるなら、風穴の洞窟前の森を狩場にすると良いだろう。あそこはウッドラーという木の魔物が住む故、絶好の狩場になるはずだ」

「ご丁寧にありがとうございます。それでは」

「ふむ、頑張りたまえよ。討伐が完了した暁には、またここに来るといい」









 ……………………






 ………………









 俺達は屋敷を後にし、一度酒場へと戻ることにした。


 それからトルカには、貴族には敬語を使うように言い含めておく。

 分かってなさそうな顔だったけど大丈夫だろうな……?




 酒場に戻ったのは、デュラハン討伐の依頼を受け、奴の弱点を探るためだ。


 依頼を受け、酒場で聞き込みを開始する。




 依頼は誰にも取られれてはいなかった。

 だが、デュラハンの弱点もまるで分からなかった。



 それどころか、誰もデュラハンという魔物の存在自体を知らないときた。

 霧の湖に強大な魔物がいる事は周知済みであったが、その姿を実際に見たものは俺達が初めてだったらしい。



 一部の冒険者は都市伝説か何かだと返される始末。

 お前それでも冒険者かよぉ!?






 情報が得られないのなら、俺のかつての知識を元に対策を練るしかない。


 といってもうろ覚え知識だけども。




 確かデュラハンというのは、ヨーロッパ北辺りで伝えられている、死を予言し、執行する存在だ。

 ゲームではアンデッドモンスターで知られるが、伝承では妖精であったはず。



 しかし、伝承通りだとすればデュラハンの乗る馬は水の上を渡れない。にも関わらず湖にいるし、川を渡っていないにも関わらず奴は踵を返して去っていった。



 ……やっぱりかつての知識はアテにならなさそうだな。





 考察は一旦置いといて、金も手に入ったことだし俺とトルカの目的の品を買いに行く。

 鎧で身を固めた敵が相手なのでメイスも追加で購入。

 重厚な鎧には、打撃武器で鎧ごと叩き潰すのが定番だ。



 多分な。









 ブレストアーマーの上からスカイジャケットを羽織り、剣と共にメイスを背負う。


 メイスを持っている事を除けば、典型的な勇者の見た目に結構近づいたかもしれない。





 トルカが購入した魔導書に記されていたのは、氷属性の単体中級魔法。これで2属性の単体中級魔法を習得した事になる。






 新しい攻撃手段を身につけた後にやる事といえば、それの定着と試運転だ。


 どの道適正レベルにはまだ足りないので、早速経験値稼ぎを開始する。


 今日の狩場はカルネリア領主の言っていた、風穴の洞窟前のにある森の入り口付近。

 この辺りでよく出没するウッドラーという魔物を狙う。





 この森は魔物が出やすいらしく、カルネリアに行く際に通った森と違って鬱蒼としており、雰囲気が暗い。





 ウッドラーとは、悪霊のような顔の付いた木の魔物で、魔法で素早さを下げ、鞭のような枝や頭突きで獲物を狩る。





 木なので図体が大きく、防御力も結構あるので物理攻撃だとやや苦戦する。体力も高いようで、なかなかにしぶとい。



 しかし、木であるが故によく燃えるので、火属性の魔法なら簡単に倒せる。当たりどころが良ければトルカなら一発だ。



 動きも素早くはないので回避される事も少ない。



「次で6体目だ! トルカ、いけるか!?」

「任せて。唸れ炎よ! ファイア!」



 いつものように、俺が魔物を引きつけて、その間にトルカが魔法を撃つ。





 今回覚えたのは氷属性なので、ファイアを先に撃って弱らせてから件の氷魔法を放つ、という算段だ。




 トルカの放った火炎弾はウッドラーの枝をへし折り、樹皮を削り取る。


 燃えているウッドラーは迂闊に近付くと危険だが、部位破壊と怒りで動きが単調になっているので、問題はない。




 トルカの準備が整うまで、ウッドラーのターゲットを取りつつ、隙を見て攻撃を入れる。







 メイスは鉄の剣よりも短いが、剣よりも重く、攻撃が大振りになりがちなので、すばしっこい魔物には対処しづらい。



 しかし、剣と違って振り回すだけで十分強いため、体感的にこちらの方がダメージを出しやすい気がする。


 ウッドラーのような動きの遅い相手ならメイスで殴った方が楽だ。








「輝きの槍よ、我が敵を穿て! メガブリザー!」





 詠唱が始まると同時にバックステップで後ろに下がる。







 直後、巨大な槍のごとき氷柱が地面から現れ、ウッドラーを突き刺す。





 氷が砕けると、ウッドラーは仰向けに倒れ、絶命した。




「ふう……どうだトルカ、メガブリザーは慣れてきたか?」

「……まあまあ」



 氷属性に耐性があるのか、火属性によっぽど弱いのか、それともまだ上手くいかないのか……

 ともあれ、今のところウッドラー相手だとメガブリザーよりファイアの連射の方がが手っ取り早く倒せる傾向にある。




「メガブリザーの練習はウッドラー以外の方が良さそうだな。二度手間だし……」

「……うん」

「そうだ、トルカは確か火属性の単体中級魔法も覚えてたよな?」

「うん」

「あれ見たことなかったし、見せてくれよ。ウッドラーなら多分一撃で爆砕できるだろうし」

「……分かった」



 少し歩くと、3体のウッドラーが現れる。



「3体か……相手を変えよう。数が多い」

「大丈夫、いける」

「……信じていいんだな?」

「任せて」



 やけに自信ありげなトルカを信じ、ウッドラーのターゲットを取る。





 流石に1対3ともあれば、いくら鈍重なウッドラーといえども、攻撃の回避は楽ではない。


 神経を集中し、ウッドラー全てから視界を離さず、攻撃をとにかく避ける。

 攻撃を当てる余裕はどこにもない。



 右から、左から、正面から飛んでくる枝や頭突きをかわして、かわして、かわしまくる。



「シンヤ! 下がって!」

「よし来た!」






 そう言うと同時にトルカの背後まで下がる。







「荒ぶる怒りよ、爆塵となりて全てを破砕せよ! メガファイア!」





 トルカは詠唱が終わると数歩前に出て、槍のように構えた杖を前に突き出す。








 一瞬キラリと何かが光ったのを認識した直後、強力な爆発が起こる。







 爆音と爆風と熱、舞い散る葉や木片。


 思わず両腕で顔を覆う。










 静かになり、煙が晴れると、目の前にいた3体のウッドラーは、中央の1体は木っ端微塵、残りの2体も半分くらいが焼失していた。




「うっそだろ……」



 その莫大な威力に、俺はただ呆然としていた。





「どう?」

「す、すげぇな……そうとしか言えねぇ……」



 弱点を突いたとはいえ、3体のウッドラーをたった1発でノックアウトするとは……



「これ、遠くに撃てない。だから、嫌い。熱いし」


 トルカは不機嫌そうだが、状態に特に問題は無さそうな辺り、消費が凄まじく大きいわけでもなさそうだ。


 ……これ、鍛えれば主力に出来るよな……?


「だけど、これだけ強力なら、使いこなせば滅茶苦茶強いぞ。練習しよう。な?」

「……はーい」



 トルカは渋い顔で返事した。




 それからもう少し氷魔法を練習し、今日のところは引き上げた。




 ……………………









 ………………





 それからというもの、俺達は数日おきに狩場を変え、攻撃方法を変え、俺達はひたすら魔物を狩り続けた。




 狩場を変えたのは、氷魔法はやはりウッドラーに通りにくかったためと、小さい的にメイスやメガ系魔法を当てる訓練のためだ。




 トルカのおかげでレベル上げはスムーズだったが、危うい場面もあった。





 トルカのアイスレインの範囲指定がずれて半分くらいの敵を撃ち漏らし、残った敵が一気に襲ってきたり、

 魔力調整を誤ったトルカがぶっ倒れ、俺が担ぎ上げて逃走したり、

 メガファイアの避難タイミングを間違えて俺も巻き添えを食らったりとか……





 威力の上がるメガ系は言うまでもなく、範囲魔法であるアイスレインも攻撃できる面積が大きい分、消費する魔力も大きくなる。トルカはまだ慣れきっておらず、消費魔力にムラがあるようだ。



 また、メガファイアの攻撃距離は結局改善しなかった。

 威力は凄まじいが、汎用性においてはメガブリザーに分がある。

 最も、そのメガブリザーも地面からしか打ち出せないらしく、浮遊する敵には効果が薄い。









 稼ぎに関してだが、ここ北ベルデン地方の魔物は南ベルデン地方とは違って集団で出てくる事が多い。アイスレインが結構刺さる。

 それと、レベルアップが今までより速い。1ヶ月で1レベル程度だったのが、2週間で1レベルにまで短縮。これまでの半分ほどだ。


 ……最も、それはトルカの話であって俺ではない。俺の成長スピードは今までとそこまで変わっていなかった。





 余談だが、アイテム調達という点でシルロスさんの道具屋には大いに助かっている。


 あの日以降もほぼ毎日道具の買い足しを行なっているが、常に3割引なので大変ありがたい。





 俺達は2ヶ月の間レベル上げに専念し、俺はレベル20、トルカはレベル15となった。





 名前:シンヤ・ハギ   種族:荒野の民

 属性:無  レベル:20 職業:勇者

 体力:46 魔力:0

 筋力:39 敏捷:38

 創造:2  器用:28




 名前:トルカ・プロウン 種族:森の民

 属性:氷   レベル:15 職業:魔法使い

 体力:13  魔力:155

 筋力:2   敏捷:15

 創造:151 器用:24



 レベルが上がる度に差が開いていく哀しみ。どんどん離される。


 もし今後物理職の仲間が入ってきたら俺はいよいよ邪魔なだけの存在になってしまいそうだ。

 つらい。



 ……………………






 ………………




 レベル上げを終えて町に帰ってきた俺達は、魔核交換のために道具屋に向かう。


 前と違い、依頼を受けていない……というより受ける依頼が無かったので交換だけだ。

 カルネリアでは冒険者ギルドでの魔核交換は行われていなかったので、道具屋で行う。



「あ、あの……」




 道具屋への道中、 女の人に声をかけられる。




 振り返ると、あの時助けた騎士の女性がいた。


 非常に高い身長に、町娘らしい雰囲気の、露出度の低い服の上からでも分かるメリハリの効いた抜群のプロポーション、腰にまで届きそうなほど長いサラサラの金髪は俗に言うお嬢様結びにしており、瞳は草原のごとき緑色。頭には妖精の羽っぽい髪飾りをつけている。



 言うなれば直球ドストレートな正統派美人の彼女なのだが……




「えっと……私、シアルフィア・カルネリアと、申します……あ、あの時、私が霧の湖で倒れていたのを助けていただいた、シンヤ・ハギさんとトルカ・プロウンさん……ですよね?そ、その……ち、違ったらごめんなさい!」




 この人、えらくおどおどしている。

 今にも泣き出しそうな顔だし、目を見て話そうとしてくれない。

 俺達の名前に関しては領主から聞き出したのだろう。




「はい、我々がそうですが……何かありましたか?」


 今はそうでもないが、昔の俺もあんな感じだったなぁ。

 人と会話するの苦手だったし。




「いえ、その……お礼を言いに来ました。もしあの時貴方達が居なければ、今頃私はどうなっていたことか……本当にありがとうございます」




 シアルフィアさんは深々と頭を下げる。




「いえ……依頼ですから、当然です。ところで、身体の具合は大丈夫ですか?」

「え?ああ、大丈夫です。ご心配なく。身体は丈夫な方ですので」



 あの重いフルプレート着込める彼女が言うと何だか説得力があるような……


「それは良かった。しかし、何故あの場所に一人でいたのです?」



 せっかくなので、気になった事を聞いてみる。


 領主の話だと、彼女には霧の湖に自ら行くとは到底思えない。

 魔物がいるのを知らなかったり、誘拐されたのなら話は別だが、武装していた事を考えるとその可能性は低い。



「高貴な身分には相応の責務が伴います。それに、私も曲がりなりにも騎士です。霧の湖の魔物を討伐しようと思ったのですが……結局迷惑をかけるだけでした。お父様にもきつく叱られてしましましたし」


 話せば話すほど覇気が無くなっていく。


 ノブレス・オブリージュの精神を持つのは素晴らしいことなのだが、行動が無謀すぎる。デュラハンはどう考えてもソロで倒せそうな魔物じゃない。素人の俺でも分かる。

 そりゃ叱られるだろうよ。



「流石に単身はまずいのでは……」

「うっ……それは分かってたの、ですが……酒場に行くのが怖くて……数少ない友人をアテにしたら断られて……その、ごめんなさい……」


 おうふ……聞いちゃいけない事を聞いちまった気分だ……。


 ていうか酒場に行けないほど臆病で友人も頼れないってのによくソロ討伐やる気になったな。



「そ、そうでしたか……とにかく、これ以上の無茶はなさらないでください。霧の湖の魔物は、俺達が倒してみせます」

「あ、ありがとうございます。ご存知かもしれませんが、霧の湖の魔物……デュラハンの鎧は頑丈ですが、魔法には弱いです。ハンマーなどの打撃武器で衝撃を与えるのも有効です。えっと……それから、奴も魔法を使ってきます。どうか、お気をつけください。それでは……えっと、私はこれで失礼します」 




 シアルフィアさんは頭を下げると、慌ただしく屋敷へ走り去っていった。

 俺達はその背中を見送る。


「……へんなひと」

「やめろ言ってやるな」


 思わず食い気味に制した。


「……でも、悪い人じゃ、ないのかも」

「……だな」






 俺達はそれから道具屋で魔核や素材を売り払い、宿屋へ戻る。


 デュラハンの討伐決行は、明日だ。

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