スポンサアの笑みは崩れず
私の雇い主は底が見えないほどの意地悪で、私の服の下に緊縛を施す感じには変態で、人を掌で踊りに踊らせるくらいには悪知恵が働き、そしてその辺の昆虫をバラして遊ぶ幼児のような思考回路をしているどうにもどうしようもない男。ついでに、自分の行動に後先なんて考えやしないものだから、なおさらタチが悪くて仕方ない。
賭博試合なんて金のかかる催しを、自分の財産を湯水のように使って開催したり、他にも面白そうな商売があれば自腹を切ってまでもして支援をしたりと糸目をつけない。
種類なんてものも選びやしないし、破産なんて知らぬかのように大々的に金を使ってみせる。そんなんだから、巷じゃスポンサアなんてあだ名で呼ばれるわけよ。
私は彼の秘書だから、時々彼が出資してるリストを度々チェックすることがある。そのうちの中にはどうやら危ない見世物だったり、国では禁止されている麻薬売買だったりする名前がちらほら見えて仕方ない。
時々、そんな男が私の雇い主なのか、と考えると若干冷や汗漂うものを感じてならない。借金を返すためってのもあったけれど、それ以上に破格の給料に目が眩んだ結果がこれである。
まあ、お金欲しかったんだもん。
でも、このあまりの自分の考えのなさには、流石に後悔しきりだ。
正直に言えば弱みさえ握られていなければ、というかこいつに自分の借金を肩代わりされ、下手に恩を売られて雁字搦めにされてなければ、こんな危ない雇い主の元からはさっさと逃げてしまいたい。
いや、ただ逃げるんじゃダメだわ、どうせなら慰謝料に数十万貰って逃げなきゃやっていられないわ。
しかし、今はそんなことを言っていられる場合じゃなかった。
というか、今は本当に逃げなきゃいけない、逃げないと死ぬかもしれない。
こんな雇い主の元から今の今まで逃げずに、どころか彼の悪どい仕事に徹してしまったツケが回ってきたのか。
神様がいるのなら今すぐにでも懺悔したい状況が、目の前にはあった。
「へえ、こんなに堂々とした抹殺ってのは初めてで面白いね」
いや、面白くない。
何にも面白くないです。
人気が少ない路地裏なのは確かだけど、白昼堂々の襲撃を前に私はビビっているのに、なんでそんな余裕なのか到底理解なんてできやしない。
しかも見なさいよ、今まさにいきなり首根っこに摑みかかるどころか、その指で抉り抜こうとした奴を!
いつだったか見世物で見たような、獲物をその目に据えた野獣のように血走っているじゃない。
口で語らずとも、殺してやるって気迫がこっちにもビリビリと伝わってきてしょうがないのよ!
だけど、そんな得体の知れない男に関しても、こいつはやっぱりいつもと同じ。
というか、こんな危機的状況に対してもなにも変わりゃしない。帽子を目深に、誰もいないというのに気障ったらしく格好をつけたがる。
まあそれはそれとして、目の前の暗殺者は何者なのか。
薄汚れたコートに身を包み、ハンチング帽を被ったその男。あくまで得物は素手らしく、武器を備えている様子はない。
ただし、私と身長はどっこいどっこいなくせに、袖をまくった腕は随分と引き締まり絞ったものを見せている。
アレに掴まれてしまったら最後、と考えると体の芯の部分がブルっときそうだ。
事実、スポンサアにまず襲いかかってきた一撃は、彼が捌き切らなければ掴まれ折られという結末が見えていた。
そして、男はなおも襲いかかるのをやめようとはしないらしい。
腕はだらりと下げつつも、目はこちらを据えて、姿勢を低くしつついつでも間合いを詰めれる体勢に入っている。
「ふむ……いや、目の前の獲物しか見ていないその姿はセイマに通じるところがあるね。君もアレかな、目の前のことに夢中になるタチらしいね。それならそれで、僕にも考えがあるかな」
言うや否や、袖先から煌めかせた物を男に投げつける。
その自然体からの突然の攻めに私としては驚くほかなかったけれど、男は動揺のどの字も無い。
いや、無さすぎる。
殺す。
その目は圧倒されるような殺意を語りながらも、至って行動は背筋が凍るほどに冷たい。
投げつけられたそれを拳で弾きつつ、体は前進。
しかも、その勢いいときたら止まるなんて言葉を知らぬかのように激しさ甚だしい。
「やはり弾くね。うん、それくらいでなきゃ面白くはない。いいよ、君」
スポンサアは余裕の笑みを崩しはしない。
というか、こいつが笑みを崩す場面なんて私は見たことないが、ここに来てもなお笑みだから腰が引けてる身としては驚くほかない。
だが、彼の言葉なんて、眼前の男には知ったことではないのだろう。
獅子が口を拡げ獲物に飛びかかるかのように、狙いを済ました一撃が彼の首を襲う。
けれど、二度目ともなれば避けるのも余裕。
どころか、その腕を掴み上げるやいなや、一本背負いなんて所業すらやってのける。
まさかの柔術があの気障ったらしい彼から出てくるとは意外だけれど、あの男はそれすら受け身をとって退避してみせる。
そして、すかさずの反撃。
一撃一撃は目にも止まらぬ速さ、というやつなのか。
とにかく、私には速過ぎて一手一手が捉えられない。賭博試合でも、あそこまで次々と繰り出す人間はそうそう見受けられない。
にもかかわらず、スポンサアはその一撃一撃を余裕綽々の紙一重。素人目にも、無駄な動きがないように見える。
けれど、次第にその攻撃を見ていて思う。スポンサアは、先ほどのような反撃の一手を打ててない、と。
一見躱し、捌き、そしていなしていると思うが、その実相手の隙を撃てずに防戦一方。
あのスポンサアが中々と初めこそは感心しきりだったが、やっぱり経験の差なのか、それとも力量が目の前の男の方が上なのか、男の攻勢を逆転する術が無い。
しかも、この眼前の男は汗ひとつすらかいていやしない。
その体力は一体どこからくるの。
あの、打たれ強い体力自慢のセイマですら、一方的な攻勢では次第に疲労が溜まって動きが鈍くなる。だというのに、この男は動きが鈍くなるどころか、ますます冴えて、そして。
「おっと」
遂に、牙が捉えた。
ギリギリに首元は避けたものの、しかしほとんど首根っこ同然の襟元。
ここから拳を叩き込まれるか、それとも頭突きで一度ひるまされるか、賭博試合で見た同じような光景が頭の中を巡り巡って仕方ない。
でも、男がとった行動は、その私の記憶には一切無いものだった。というか、ある訳がないものだった。
貴様はここで殺してやる。
そう語らんばかりの瞳ですかさずコートから取り出したのは、一丁のリボルバー。既に撃鉄は起こされ、指は引き金を掛けている。
その銃口が火を吹いた時、脳裏を過ぎる最悪の結末。
「スポンサアァッ!」
無情なほどに渇いた音が、静寂に響き渡る。
正直、見ていられなかった。スポンサアのあの正直惚れ惚れするいい顔が、柘榴のように霧散する姿を想像するだけで、それこそ胸に込み上げるものがあって、仕方なくて。
なにより、あいつが死んでしまった、なんてことを信じたくなくて、見てしまったなら、あいつの死が、突きつけられるよう、で、
「僕の秘書なら、僕の勝利を信じてほしいものだけれど、ね」
一呼吸遅れて、聞き慣れた甘い声が、耳に入る。
反射的に俯かせてた顔が上がる。するとどうだ、目に入るのは相変わらず余裕綽々、不敵な笑みを浮かべるスポンサアが立っている姿。
しかも、件の男はスポンサアから一定の間合いを取り、殺気が迸る瞳に彼を据えつつも、出方を窺うのみ。
そして、銃を握っていたはずの手は、赤く血に塗れていた。
それもそのはず、スポンサアの手に握られた銃からは、硝煙がゆらりと漂っていた。
「いやはや、正直驚いたよね。まさか僕の動きを次第に掴んできて、最後はゼロ距離射程にまで追い込んで見せるとは、中々なもんだよ。それにはじめの受け身もそうだけど、攻撃自体は単調でも、次第に直感で一手一手を確実に打ってくる。そして最後のあの銃、今の今まで素手で追い詰めて、最後にあれで詰んで見せようとしたのは賞賛に値する。僕の賭博試合じゃ銃は禁止してるからアレだけど、こういう戦いではそういうこともできるからいいよね。……ただまあ、自分が自分なら相手も相手、というのを知っておくべきだったろうね。それでも、これは本当に面白くって仕方ないね」
こっちはヒヤヒヤして、それこそ心臓がこの後過労死するんじゃないかってくらい鼓動が止まらなくて仕方ないのに、相変わらずこの男はべらっべらべらべらと語り倒す。
なんなのさ、こっちの気も知らないで、慰謝料に三十万円くらい欲しいところだわ。
楽しくて仕方なくなると、いつもこうだ。というか、こんな殺し合いのような戦いなんて、よく楽しめるものだと今更ながら思わずにはいられない。
いや、不意に思った。
普段から賭博試合なんていう殺し合いにも近しいものを見ているこの男は、実際は自分もあの輪の中に入りたかったんじゃないだろうか。
賭博試合を観戦している彼の目は、スポンサアなんて呼ばれる人間からすればおかしいくらいに輝いていたのを思い出す。
普通の金持ちなら、泥臭くって浅ましいったら仕方ない、金をかけられて戦うなんて惨めにも程がある、なんて嘲笑と共に見下しそうだけれど、この男はどこかその姿に魅入って仕方ないように見受けられた。
まるでそれは、子供が絵画で見るような英雄の背中を、憧れの眼差しで見るような。
「さて、と。右手はなかなかに傷を負っているし、そろそろはじめに投げたアレの効果も出てくるんじゃないかな? 少しは楽しめるような遅効性のものにしてあるし、致死性があるというわけではないけど、それでも効き目は天下一品さ」
スポンサアがすっ、と件の男に指を指す。
と、どうだ。殺気が迸っていた瞳がぐらりと揺れ、ついでに銃でその手を撃たれてもなお怯まなかった彼が、途端に膝を地につける。体は妙に震え、息も随分と荒々しいというか、絶え絶えというか。
しかし、最後の一線だけは超えぬよう、とばかりにこちらに目を据え見開いて唇を噛み締める。それでも、その足掻きは足掻きたり得ず、彼の動きはままならない。
ほぼほぼ死に体同然の体。そう見たスポンサアは余裕綽々の態度で彼の周りを巡ると、地面に落ちた煌めくものを一本拾ってみせる。
そして思い出す、はじめにスポンサアがあの男に投げた煌めくものを。
それはあの、スポンサアの手にある小さなナイフだ。あの一瞬のうちに袖先に仕込み、そして投擲したのだろう。彼の事だから、何らかの毒か薬かをしっかりとその刃に塗りつけて。
「さて、取り敢えず君という存在は危険すぎる。今は一定の距離を保っているが、しかし君が執念で動ける間合いってのに踏み込んだら、忽ち僕は最後の気力を振り絞られて殺されてしまうだろうね。そもそも、あの薬で気を失わないってのがなかなかの強者じみてて、いっそ賭博試合に招きたいところさ。だからまあ、このままもう一発麻酔銃でも打って、眠ってもらっていた方がありがたい、かな。この後の僕の楽しみの、た、め」
抹殺。
語る。
奴の瞳はその二文字を語らずにはいられない。
気づいた時には、スポンサアの身体は奴に踏み込まれ、その間合いの最中。
丁度、長ったらしい余裕綽々の語りの中で彼の手は麻酔銃に手をかけたところ、反撃なんてままなりゃしない。
だからなんだと言わんばかりに、尚もかの牙は手負いの体で迫り、ついにはその首根っこに牙を突き立てた。多弁に殺意を語ってみせる目に、戸惑いなんてないに決まっている。
最早、スポンサアに逃れる術なんて無かった。
そのまま、驚異の握力で首を掴まれたら最後、喉を潰されて死ぬか、それとも首の骨すら折られて死ぬか。
けれど、何を浮かべたところであいつが死んでしまう、そんな場面が覆ることはないのは確かだった。
私が、何もしなければ。
引けていた腰を無理やり叩き起こして、私は無我夢中に駆けた、駆けに駆けた。
向かう目の先にあるのは、拳銃。
先ほどあの男が撃ち損ねて落とした、あのリボルバータイプの拳銃だ。
あの男は、スポンサアしか目に入っていない。
初めっから、私の事なんて全くの、それこそ意識の範疇の外でもある。
そうじゃなかったら、まず私を始末するか人質に取るかして、スポンサアの動きを鈍らせるはずだ。
あいつがそんな事で鈍るなんて、万に一つも無いんだろうけれど。
でも、だからこそ私はこうして拳銃を取り、構えることが出来る。
狙いはどこに付けるか、当然今彼の首根っこを掴んでは離さないかの男。
正直、自信なんてこれっぽっちもなかった。
かの男と、スポンサアの距離が近すぎる。
下手したら、彼の身体にも当たってしまうのかもしれない。
そもそも、何でこんなにも必死になっているのか、自分自身わからない。
今この手に銃を取り、構えている自分が分からない。
むしろ、スポンサアには死んでもらった方が得になることの方が多いのに。
あいつに死んでもらったなら、あいつの縛りから解放されるのだろうに。
晴れて、こんな危ない橋を渡らなくたっていい筈なのに。
それでも、私はこうでもしなきゃやってられない。
だって、あの男ったら、こんな状況になってまで微笑っているんだから。
顔は随分と蒼白になりつつある癖に、そんな余裕を持って笑えるのか、私には理解できない。
理解できないなりに、目の前でこんな形で死んでもらうなんて、癪じゃない。
それにね、あいつの事は嫌いでも、私、あいつが湯水のように垂れ流すお金は、大好きで堪らないのよね。
「だから貰ってやるわ、あんたを救ってやった報酬をッ。しめて百万ってところかしらね、相変わらずそうやって余裕そうに微笑っているのなら、それくらいの覚悟はしなさいよねッ!」
……
「それで、初めて銃を撃った感想はどうだい?」
「……いや、まさかこんな形になるとは思わなかったわね、本当に」
正直に言うと、あの後の記憶は全くないというか、どうやら銃の反動で体が仰け反って頭でも打ったのだという。
実際、後頭部に触れると痛みが響くからしょうがない。
腕も肩から抜けたか何かしたみたいで、なんとなくの違和感がまだあったりもする。
あの後、スポンサアがその銃を回収して解析したところ、従来の数倍の威力に改造されてることがわかり、実際にぶっ放したらそれこそ並の人間じゃどうなるかわからない、という代物らしい。
てか、それをあの男は片手で撃とうとしてたあたり、一種のバケモンなんじゃと私は思わずにはいられないんだけど……。
「それで、結局どうなったの、そのあと」
「まあね、あの男も流石に自分の改造した銃は受けたくなかったんだろうね。とっさに僕を突き放して銃弾は回避したんだけれども、でも僕の麻酔銃は駄目だったみたいさ」
チャキ、っと懐から例のそれを見せつける。
面白い人間がいた時に、拉致するのを手軽く行う為に作らせた一品、というそうだ。
その効能を私は見たことがあるけれど、いや恐ろしいよこの銃。結構な乱暴ぶりを見せた獣を、それこそイチコロなんて言葉を使いたくなるほどの威力を見せたんだから。
「でもアレだね、この銃を使ってなおも喰らい付こうとしたのは、流石と賞賛したいところさ。ついでに彼を拉致って遊び道具にしたかったけど、仲間が来てしまったからなくなく断念さ。そういう意味でも、彼は賞賛に値する」
「いや、あんたあの状況で何考えてるの?! そもそも、拉致ったってあの男は手に負えるような奴じゃないのに!」
「手に負えないからこそ、遊び甲斐があるんじゃないか」
「ええ……」
「でもまあ、たしかに特掃を遊び道具にするってのは、流石に厄介かもしれないね。あいつらはどうにも底がしれない奴らだからね」
「と、とくそう?」
「ああ、君は知らないかな、特掃。特別掃討警察、だったかな」
特別掃討警察、略して特掃。
スポンサアが言うには、国家に仇をなすとされる人間をピックアップして、捕縛、場合によっては殺害も厭わないと言う、非合法な所業も許された組織だという。
どうやら、スポンサアですらその存在を先の男に襲われるまでは耳に入っておらず、完全に無警戒だったということらしい。
いや、なにそのちょっと物騒な組織……。
「いやはや、国の上層部には一応金で黙らせているから大丈夫とは思っていたんだけどねえ。まさか、そんな危ない組織を秘密裏に結成して、そして僕を殺そうとするとは恐れ入ったよ、アッハハ」
「いや、笑い事じゃないでしょ! 流石にちょっとこれからの行動を考えた方がいいですって! あんた殺されかけたんですよ!」
「それが、どうだというのかい?」
スポンサアの不敵な笑み。
私がいくら何を言ったって聞く耳の一つも持たなそうな……いや、それは私だけじゃない、か。何を言ったところで何をしたところで、彼の笑みを崩すなんて所業は誰もできゃしないのだろう。
彼は楽しむだけだ。
あるいは、楽しもうと作り変えるだけだ。
賭博試合を楽しみ、惜しげもなく金を流すことを楽しみ、殺しあうことを楽しみ、そして殺されることすらも楽しもうとする。
こいつは、本当にどうしようもない男だ。
「ふふ、どうしたんだい? 流石に今回はビビってしまって、もう僕の秘書なんかやめたいなんて、思ってしまったのかな?」
底意地悪いくらいに、甘ったるい声。まるで、私を試しているかのような上から目線の態度、馬鹿にしすぎにもほどがある。
「舐めるんじゃないわよ。あたしがいなければどうなってたか知らないくせに。それにね、まだ報酬七十万貰ってないわ。それだけじゃない、あんたが湯水のように垂れ流す金、なんとかして手に入れないと、それこそ損じゃない!」
「報酬が二十万増えているところが本当にがめついねえ、君も。そういうところが、お気に入りなんだけれど、ね」
「うっさいわね。がめつきたくなるわよ、あんたのような男にはね。あんたのその懐、全部いただいてやるまで辞めないんだから、覚悟しときなさいよねッ」
目には目を、歯には歯を。
だったら、不敵な笑みには不敵な笑みで、啖呵をきって見せようじゃない。
元からお金目当てで雇われた身よ、だったらとことん稼いではっぴーとかいうやつにもなってやる。
別に、あんたが心配だから、ってわけじゃあないんだからね。
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