第48話

「ありがとうございましたー!」



家の近くに着いて、2人でバスを降りた。



「あっねぇ!」



「ん?」



「さっきの話、翼の初恋はだれだったの?(笑)」



「えっ俺!?」



やばい、自分で言っておいて、逆に聞かれたときのこと考えてなかった。



「うん?考えてたってことは、翼もちゃんと覚えてるんでしょう?(笑)」



どうしよう。どうする?ホントのこと言ったほういいか?



覚えてないって誤魔化すか?




「、、、、うん。覚えてる。

俺は、、、楓だったよ。」



今も、楓が好きだ。



そんなことはもちろん言えないけど、


まずは意識してもらわないと!!



「えぇ!?そうなの!?

たしかに、ずーっと一緒だったもんね!(笑)」



、、、あれ(笑)




「あ、うん。毎日のように遊んでたもんな!(笑)」



「男の子で一緒に遊んでた人なんて、翼しかいなかったから、きっと私も好きな人聞かれたら翼って言ってたときあったんだろうなぁ!(笑)」



ほんっっっっとに俺って、なんとも思われてないんだろうなぁ(笑)



完全に幼馴染の枠にはまり込んでる(笑)





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