『次は集団戦です。集団を相手にする場合、当然ですが範囲攻撃が有効です。そして、出来るだけ巻き込むのがいいですね。ですが、例えば回復手段を持っている相手がいる場合、各個撃破していけばいいですね』

対集団戦というのは、少し面倒くさい。

相手が弱いなら範囲攻撃でいいけど、同じくらいなら火力重視で各個撃破しなきゃいけないから。

『ですが、今回は魔力をたくさん使い、一気に仕留めましょう』

「え？でも、魔物は？」

『すぐそこにおります。まだ此方には気づいていないので、さっさと倒してしまいましょう』

「わかった」

今回は宣言通り、たくさん魔力を使って魔術を使う。

今回は範囲魔術な上に、威力も上げる。

だから、魔力はかなり使う。

聖が魔力を先程の10倍ほどを出す。

それを私が操作して、炎の範囲魔術を使う。

将来的には聖自身にこれを使わせたいけど………、今は無理だね。

その炎がぶつかると同時に爆破し、魔物達は燃える。

数秒後。

魔物達は塵も残っていなかった。

《やべっ、出力間違えた》

『まあ、今の通りにやるのですが、これをその内貴方一人で出来るようになってもらいます。ですので、この構成術式をしっかり覚えてくださいね』

「わかったよ」

まずは実践を終えたかな。

ある程度進んで、層の主（フロアボス）を倒したら授業をしますか。

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