チュートリアルは魔法から。

『まずは魔法です。私の力は魔法系に大きく偏っています。ですので、魔法や魔術がかなり強力になっているかと思います。最初に魔力を操作してみましょう』

「う、うん」


まだ魔物は来てないし、今のうちに魔術をものにしたい。

と言っても来るわけないんだけど。


「こ、こう?」

『そうです。次に、術式ですね。術式は最初は私が補助します。魔力を外に出すようにして下さい』

「わ、わかった」


そして聖は魔力を出す。

私はそれを操作して、術式を作り出す。


「これは?」

『魔術と呼ばれるものです。魔法が適性に左右されるもので、魔術が適性に左右されないものです』

「なっ!」


………うん?

なんか魔術の存在を言った途端すごい驚かれたんだけど。

まさか。


『魔術を知りませんでしたか?』

「そう、だね、そんな物を知ってるならとっくに頑張ってるよ」


そっか、今はもうみんな知らないか。

まあ、そんな事よりも。


『そろそろ魔術を魔物に撃ってみたくありませんか?』

「それは………。そうだね。確かに」

『丁度いい事に、魔物も今来たようです。では、戦闘に移りましょうか』

「うん!」


最も、魔物がタイミングよく来たんじゃなくて、私が足止めしてたからこなかったんだけどね。

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