第11話 ユウキの推理レポート〜その2〜
K奈、今後は探偵とします。
探偵は、調査をはじめた。
探偵が気になる点をまとめると、
①体操服に着替えなければならないくらい制服がびしょ濡れになること。
②びしょ濡れにされる場面は誰も目撃していないこと。いつも決まって3,4限の休み時間ということ。探偵は3、4組の女子生徒全員に再度きいてまわった。
最初はびしょ濡れになった後の授業も出席していたが、何回後からは保健室または帰宅するようになった。
ある日を境に転校生に一緒にお昼を食べる女子の生徒が数人できて、しばらく事件がおきなくなったこと。
①に関して、探偵は制服がびしょ濡れになるくらい水をかけることが難しいと思った。
そのトイレは入口にすぐ手洗い場が2つ並んでいて、その奥に縦に3つ個室が並んでいる。
びしょ濡れになるくらい水をかけるなら便器の上に立ったら、目の高さくらい個室の仕切りがある。なので水をはったバケツを頭の高さまであげてかけることになる。かなり力のいる作業だし、となりでバタバタするので一度や二度ならともかく、そう何度も気づかれずかけることが可能か?と思われた。
バケツはトイレの中に道具入れにブラシ等とはあるがホースはおかれてない。
②に関しては転校生がトイレに向かうとほかの女子生徒は一緒を避け、反対側のトイレへいったからではあるが、しかし、通常なら転校生より先にトイレに入っている状況になると思うが、いつも、休憩時間直後に起こっていること。
以上のこともあり探偵は1つの策を講じた。
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