　理想と結果は異なる物であり、結果は永遠に理想を夢見る、理の想いである。

　いつまでもいつまでも、その後を追うように、こうだったらと思い続けるのは人の業でしょうか。

　でももうそれもおしまい。結果が出てしまえばそれが全てで、その後にはどうしようもない。その後を考えられるのは結果を迎えられた者の特権であり、理想とは結果の一点ただ一つ。その後にを含まない。

　だからこそ、継ぎ接ぐ理想は叶わずとも、継ぎ接いだ結果になったのは何たる皮肉か。

　形作ったツギハギに、作られてしまったその形に。

　今度はしっかりと器を作りましょう。

　きっとこれで完成。そしてここから始まり。

　あとは願わくば、都合が良いことを。

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