『作品名は、アナタが付けて下さい』

曼珠沙華


【恋は下心、愛は真心】

上手い事いうなぁって感心した。


『私は、貴方に何か見返りを求めているんじゃない。ただただ貴方と一緒に居たい。貴方の傍に居たい。それだけ。私は貴方にしたい事をして、貴方が喜んでくれたらそれで満足なの。私の自己満足だねっ。』


そう言い放ってケラケラ笑う。


~してあげたから◯◯して。

~してあげたのにっ。


そんな発想が普通で、してもらったからじゃあ◯◯しよう。


僕もそう考えてた。


君は、そんな発想を簡単にひっくり返してしまった。

しかも、それが当たり前だと笑い飛ばして。


【無償の愛】ってまさにそれだよね。


誰でも、求めると思うんだ。

そして、返ってきた事で満足したり、自分がどれだけ愛されてるんだって、そこで確認する。


言葉では、気にしないでってそれは表面上の話しで、結局の所凄く求めてる。


そんな話しをしたら

『あ~、私が変わってるのかなぁ。私がしたい事を勝手にしてるんだから、それを喜んでくれたら満足だし、今こうして一緒に居てくれるだけで、私は嬉しいから見返りなんて必要ないだけなんだけど……。』


今度は自分がおかしいんじゃないかって、悩み始めたり。


世の中には、いろんな人が居るけど、君みたいな人が本当に居るなんて。

そんな人に愛されているなんて。


だから、僕は誓うよ。


誰よりも、何よりも、大切に幸せにします。


君の真心に、僕もありったけの真心で答えていきます。


愛してるよ。








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