万年ボッチの俺が異世界に行っても周りと、違ってしまう。(ボッチの運命)
@sle
第1話 この世界に満足しているか?
?「今の世界に満足しているか?」
いきなり頭の中から、声が聞こえてきた。
まぁ、「今の世界に満足しているか?」という質問に答えるなら、小中の学生時代をボッチで、青春を無駄にした俺が、この世界に満足してる訳ないだろ、
橘 「いい加減にしろ!!」
と、気付いたら机を叩いて叫んでしまっていた……。
皆が、こちらを向いている。
素直に恥ずかしすぎる、正直助けて欲しい。
……そこから少しの静寂が、訪れる…。
皆は、静かだが俺の心の中は、静寂とは、全くの逆である。
(助けて助けて) (もうバカ)(恥ずかしい恥ずかしい)
と、この静寂の中ずっと叫びっぱなしでいる。
そして俺は、この恥ずかしさに耐えきれなくなり…
橘 「神様本当にいるなら、俺を違う世界に、飛ばして下さい!!!」
正直生まれてから1番といっていいくらい、叫んだ。
これで、異世界にいけなかったら一生ネタにされる、一生の黒歴史は確定するだろう……。
更に静寂が、訪れる。あぁ何となく分かっていたけど異世界に行ける事なんてある訳ない……。
これで、高校時代も終わる、俺の学生時代は、全て終わるという事を覚悟して、深く深くもう開かないくらい強く目をつぶった、その瞬間…。
? 「良かろう、それでは異世界へ連れていくぞ」
これが、この世界で俺が聞いた最後の言葉だった。
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