サンタのいないクリスマス
紬木もの
第0話 女の子のモノローグ
雪の降るクリスマスイブ。これぞまさしくクリスマス。
この雪は、この冬最高の寒波が到来する今夜のうちにどんどん積もって、今年はホワイトクリスマスになる。
朝出かけるときにニュースで、ミニスカサンタの衣装を着たお天気キャスターが、そう言っていたのを思い出した。大変だけど、楽しみ。
お天気キャスターも大変だ。何か行事があるたんびに、いろいろな衣装に着替えさせられる。ちなみにそのキャスターは、予報を伝え終わると、今度は意味もなくノリノリなフリで、赤鼻のトナカイを歌っていた。
朝方からミニスカを履かされ、歌まで歌わされるキャスターはもの凄く寒そうで、見ているこちらまで震えたし、実際かなりサムい朝だった。
きっとお茶の間では様々な人が苦笑いを浮かべていたんだろう。
あたしは決してみんなから笑われたことはないのだけど。
それにしても困ったなあ。早く見つけないと。
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