第4話

あれから1年後


ジュラ「今日は魔法学校入学試験日だな」


ローグ「まぁ俺と、ハジメならSクラスになれるだろ。」


今日は魔法学校の入学試験を受ける日だ。ワールドウルフを討伐してから1年経ち、俺と、ローグは更に力をつけた。


ローグの魔力は 4万6000に上がり、俺の魔力は5万に上がっていた。ローグの魔法は更に威力を増し、超高度な魔法も使えるようになっていた。


俺は身体強化魔法と、魔纏しか使えないが

それでも格段にパワーアップしていた。


マリア「それじゃあ頑張ってきてね」


俺 「うん、いってきます」


俺とローグ魔法学校へ出発した。



魔法学校


受付「入学試験はこちらになります。こちらの書類にサインして、番号をお受け取りください。」


受付「1〜50番の方は左の扉から入ってください。51〜100番の方は中央の扉から入ってください。101〜150番の方は右の扉から入ってください。」


受付 「ローグ=アルファード様は21番になります。」


男「おい、あれがローグ=アルファードか。」


男「王国一の魔法使いって言われてるらしいぜ。」


女 「カッコイイ。」


ローグはやっぱり有名人なんだなと思う思った。


受付「ハジメ=クガ様は58番になります。」


ローグ「試験部屋が分かれちまったな。まぁお前なら余裕だろ。試験終わったらここ集合な。」


俺「うん、わかった。」



ローグの試験


試験管「これより試験を始める。俺は試験管のウィード=マーチスだ。向こうの的を魔法で破壊するだけの簡単な試験だ。ではまず1番から」


ウィード「次、21番。」


ローグ「はい。」


ウィード「ローグ=アルファードか。噂は聞いている。君は手加減してくれないか。」


ローグ「わかってます。初めからそのつもりでしたし。」


バァァァァアン


全員「................」


ウィード「噂以上だな。君はSクラスだ。」


ローグ「ありがとうございます。」


ウィード「この学校に、君に敵うのは誰1人いないだろう。」


ローグ「いえ、そうでもないですよ。1人だけいます。そいつもSクラスになると思うので。」


ウィード「君クラスの子がまだいるのか⁉︎

今年のSクラスは楽しみだな。」




ハジメの試験


試験管「これより試験を始めます。私は試験管のモネ=シンクリードです。向こうの的に向かって魔法を放ち、的を破壊する簡単な試験です。それでは51番から」


モネ「次、58番。」


俺「はい。あの、魔法が放てないんですけど........」


全員「アハハハハ」


男「魔法が放てないとかダメだろ。Cクラス決定だな」


女「そんな人いるんだー」


モネ「仕方ありませんが、貴方はCクラスです。」


俺「はい。」



ローグと合流した。


ローグ「ハジメ、どうだった?Sクラスだったろ?」


俺「ごめん、Cクラスだった。」



ローグ「え⁉︎なんで?」


俺「魔法が放てないって言ったらCクラスになった。」


ローグ「は⁉︎あの試験は的を破壊するだけだから、放てなくても破壊すればいいだけだぞ。」


俺「え⁉︎そうなの⁉︎ 試験管の人が魔法を放って的を破壊しろって言ってたから放てなきゃダメだと思ってた。」


ローグ「そうだったのか。まぁ決まっちまったもんは仕方ないしな。とりあえず帰って2人に報告するか。」


1年前にジュラとマリアは王国の仕事を引退している。これからはゆっくり生活するらしい。


試験の結果は残念だったがこの世界での学校生活は楽しみだ。

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