ペシュオリジネル
クマさん
第1話 ヒットマン
現代から少し進んだ世界
人間は科学の力により強化され
世界は科学の力によりねじ曲げられた平穏が当たり前になっている世界
何不自由無い世界
傍から見ればこれで良いのだろう 傍から見れば
だがやはり人間 信賞必罰は世の常
喜ぶものがいれば苦しむ者もいる
だから未だに闇は消えずそして求められるのだ
ここはそんな闇を抱える者を救う場所
近代化社会とは程遠い汚い路地裏 ネズミが走り道の端には浮浪者が寝ている
一般人なら確実に立ち寄らない そんな場所に救いはあった
そのBARの名前は......
零「なんなのよここ...現代にこんなとこあるの...ってほんとに現代?私タイムスリップした....??」
まさに一般人なら立ち寄らない場所にその一般人はいた
体を小さくし周りを異常なほど警戒し小刻みに震えながらある場所を探している様子だった
例えるならサバンナに突然放り投げられた人間に飼われていたうさぎのように
当然格好の餌であり....
大柄の男「おいねぇちゃん!どうしたんだ!」
狙われるのも時間の問題だった
零「あっ!いや...なんでもないです...」
目を合わせまいと必死に視線を変る
そんな女をみた大柄の男はニタリと笑みを浮かべた
大柄の男「いやいやぁ!どう見てもなんでもないわけないだろ!どれ!俺が一緒に探してやるよ!場所の名前を言ってみな!」
優し人の演技をする それは誰が見てもわかる演技だった
零は誰がこんなやつに言うかと思ったが....
零「そうですか...じゃあ聞きます」
「BARの名前で ペシュオリジネル という所を探しています 」
男の顔が青ざめ 1歩2歩と後ろに下がる
路上に寝ていた浮浪者が飛び上がり震える
空気が変わった
大柄の男はニヤけた顔から真面目な顔になり質問した
大柄の男「おめぇは殺す」
突然 ポケットから折りたたみナイフを取り出し零に向けた
零「これは言わない方が良かった??」
とボソリと言い泣きながら逃げ出した....
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