第12話いつメンと気になることですか?
6年が経ち中等部に入った。
初等部から中等部に入る時に試験がもう一度あり、クラスが変わる。魔法が得意なベルはもちろんSクラスだ。
サ「ベルく〜ん!一緒のくらすだねぇ〜」
間延びするしゃべり方をするのは初等部でも同じクラス・リーズベルトだったサシャだ。
サシャは伯爵の地位を持っている。貴族と言うと野心家が多く、子供にもうつり野心が高く高飛車な喋り方をするやつが多い気がするが、サシャはおっとりとした優しい子だ。
ク「ほんとですね。また、魔法を教えて貰えますね、ふふふ」
この子も貴族でクリス・ラウンドジアといい僕と同じ公爵だ。クリスはとても真面目で頑張り屋だ。そしてボクが思うにクリスはクラスの中で1番綺麗だと思う。
この2人が初等部でよく、ボクに話しかけてきてくれた。他の子は、なかなか話しかけてきてくれなかった。
その理由は、そのうち分かると思う。
ク「ところで、いつも思っていたのだけど…」
ベ「なに?」
ク「そのいつもはめてる指輪はすごく綺麗なんだけど、誰に貰ったの?」
サ「初等部に入ってからずっとはめてるよねぇ〜?」
ベ「指輪?あれ?はめてたっけ?」
ク「自分ではめたんじゃないの?」
ベルの中指にはしっかりとハマっていた。
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