水の味わい

 暗闇は

 心地よくて

 陽の光

 忘れそう

 暗闇のなかで水を飲む

 光の下では望めない味

 この味を知るために

 わたしはここまで歩いてきたのか

 水の味わいは言葉ではない

 その味わいは先触れではない

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