蛇蝎のごとく
どっちも嫌だ
どっちも気に食わない
いつもそう思う
つま先ばかり気にして
スイッチが入ると
なにもかもが嫌いになる
まず、自分が嫌いだから
そこに映るものはみな嫌いになる
愛する才能が、ない
それでいて愛の欠如への嫌悪感も
抜き差しならない
蛇蝎のごとく
景色を火だるまにして
喜んでいるわけでもないのに
気づけば次の
火種を探す
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