ぼくがいちばんみじめだった日
ぼくがいちばんみじめだった日
自分が虫けらみたいに卑小だった
潰されるために生まれたようだった
地面は支えてくれないし
空はぼくとは無関係だった
ぼく以外のすべての人に神が微笑んで
ぼく以外のすべての人が眩しくて
壁のシミのような自分がなぜこんなに自分と離れた世界に生きているのか
すこぶる疑問だった
ぼくがいちばんみじめだった日
地上にひとりきりで
道に雑草が生い茂っていた
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