独房詩作

 この詩

 前に書いたかな?

 一言一句

 同じ繰り返し?

 書けば書くほど

 既視感ばかり

 狭い独房で

 座る位置を変えているだけ?

 どこに移っても

 窓のない壁しか見えないのに?

 せめて視線を裏返そう

 壁のような内面を見つめて

 窓を穿うがとう

 空のような海が見える窓を

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