断線
素晴らしい文章を書いた人間の
その素晴らしい文章から何年も経った後の
素晴らしい部分が一ミリもない文章を読んで思う
こころと言葉は
なぜ断線してしまうのだろう
ひどく冷たい
残酷な感想
でもそれが偽らざる本音だ
自分にも跳ね返ってくるはずの
魂が言葉から喪われていった軌跡
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