泥濘道

 この絶望は

 きっと何度目かの泥濘道ぬかりみち

 転げまわって

 我に返ると

 汚れた自我が

 ぽつんと暗闇にひとりきり

 そうしてまたあてもなく

 次の泥濘ぬかるみまで歩かなければならない

 何度目だろう

 あと何度だろう

 どこを目指して

 なにを求めているのだろう

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