読みたくて

 本から学んで

 人から学ばない

 夢の作法は

 社交と関わらない領域だから


 読みたい本

 あまりに多すぎて

 なにも読む気が起きない夜が

 嘘のよう


 無気力は

 千の顔を持つ

 きっとこれも

 絶望の亜種


 なにもない道を

 暗い面持ちで歩いていた

 いつのまにか

 ページのめくれた荒野に入っていた

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