言葉がすべてのっぺらぼう

 言葉がすべてのっぺらぼう

 凹凸おうとつのない壁のよう

 そんな瞬間はだれにでもある

 壁になった言葉へのくさび

 ささやかな抵抗

 それが詩と呼ばれるなにか

 ではないとしたら

 この壁を人間はどうすべきなのか

 自分のこころにさえ入れない壁を

 自らの内面に築きあげて

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