蹉跌

 すべての希望には根拠がない

 ただ信じたいという衝動

 それがすべて

 われわれの業

 われわれの弱さ

 希望の過剰摂取を信仰と呼ぶことが

 われわれの招いた蹉跌さてつならば

 その罪はどこに帰せられるの?

 萎びた風景に眼が病んで

 渇きが泉を飲み干しても

 救いにたどり着くにはまだ足りない

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