凡死
平凡な死体になることを夢みて
平凡な死に様を幻視する
凡死
だがそれは異常
全き異常
凡庸を死は許容しない
死は異常
ありふれた死はありふれた異常
およそ平凡なものではない
死は異常
それはひとつの哀しい事実
だれも平凡には死なないということ
だれもが異常に呑み込まれて死ぬということ
だれも他者の死を凡庸などと断ずる権利はないということ
だれもありふれた死だから哀しまなくていいなどと自らの怠惰を正当化していい理由はないということ
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