忘れた切なさ
忘れた切なさを思い出して
その切なさのために生きたいと願った時期を思い出す
時期はもう
逸したか?
その切なさは終わったか?
なにが捨てるべき感情なのか
いまはもうわからない
ふたたび出会う懐かしい切なさが
やはり生きる理由に思えたとき
その切なさに死を手繰り寄せる
終わりを迎えるいつかの日に
魂がないのは哀しいから
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