痛みを笑えない
痛みを笑えない
笑いたくない
子どもの頃は
残酷なほど笑っていたくせに
いまも
笑っているのかもしれない
自分には残酷趣味がある
根強い嗜虐性がたしかにある
だから許せない
なぶることが
それを笑っている自分が
この上っ面と建前を
死ぬまで守り抜きたい
脆弱な虚構でも
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