痛みと殺意
殺人鬼を語り手にしたアメリカの小説を読んでいて
その行為自体にはまったく共感できないし
バカバカしいくらいに突き放されて描かれてもいたが
私には常に鋭い痛みがある
その痛みが他人に振りかかればいいと思うくらいだ
そう独白する瞬間には
こころを動かすものがあった
痛み
それはだれもが抱えているのだろうか
殺された人間も
殺した人間も
痛みに気づかない人間にも
痛みは存在しているのだろうか
そのことをどう考えれば
痛みをどう名指せば
殺意を和らげられるのだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます