雨の鳥
雨のなかを飛ぶ鳥は
少し慌てているように見える
水滴に叩き落とされないか
なんだか心配に思えてくる
運命に叩き落とされた人々を
何度も見た
地にうちすえられて
翼はもう動かず
あの人は
いまも空を飛べているだろうか
降りしきる雨に
敗れ去ることなく
愛する鳥よ
その翼をもって
水を友としてほしい
運命をかいくぐりながら
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます