こよなく死にたい

 なぜ自分で自分の傷を

 えぐるような真似をしてしまうのだろう

 痛みが消えるのを

 なによりもおそれるように


 その痛みのせいで

 こよなく死にたいと願うのに

 痛みが消えた生は

 死よりも哀しく受け入れがたい


 痛もうが痛むまいが

 死にたいのは同じだ

 結論はゆるぎないんだ

 あとはただ

 きっかけと覚悟の問題だから

 少しの勇気を持てればいいな

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