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目次
死とはなにか
呪文のようにくりかえしても
なにかがわかるわけでもない
考えるふりを
しているだけ
さえずる小鳥に似てきても
疑問をまぎらす手立てはない
気にせぬふりを
おぼえるだけ
この生存は
結末をばらされたミステリー
たどりつく先はわかっている
子どもでも死は知っている
最後の一行はわかっているのに
人はなぜ
飽きもせず文字をたどるのか
ページをやぶらず読みふけるのか
それがわかれば
わかる方法さえ見つかれば
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