焉んぞ死を知らん
死のことはわからないと
孔子が言ってから二千年以上も経って
人間は死について
少しは知ることが出来たのだろうか
生についての知識は
増したと言えないこともない
情報量だけならきっと
死についても
そうなのだろうか
どうも修辞的疑問にしかならない
いまだになにも知らないじゃないかと
言いたがっているのは明らか
いまから二千年も経てば
死はもっと理解されているだろうか
それともやっぱり
なにも変わらないのだろうか
あるいはもう
みんな死に絶えているのだろうか
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