外は牢獄
外が牢獄に思える
鉄格子はない
塀もない
晴れわたった青空と
どこまでもつづくような道
木漏れ日を泳ぐような子どもたち
路辺で風に揺られる花々
穏やかな正午の外景
この景色を目の当たりにして
牢獄のようとしか感じられないのは
いかなるこころの作用によるものか
通りすぎる人たちとの隔たり
光さすありふれた日常との
とらわれるまでもなく
ぼくは影絵の囚人だ
認識による服役囚だ
広やかな並木道を歩いていても
独房の四辺をなぞっているにすぎない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます