凶鳥
今日も眠って起きた
明日も眠って起きるだろう
眠って起きなくなる日は
いつやってくるのだろう
眠って起きなくなった人を思い出す
思い出されることでその人は目覚めることになるのだろうか
せっかくの平安な眠りを乱すように
思い出してしまうことは失礼に当たらないだろうか
それでも思い出すことをやめられない
眠れないときはことにそうだ
記憶が耳ざわりな
死者たちを眠りから揺り起こす
小鳥のさえずりのように優しく黎明を告げることは
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