第2話

ソフィが示した方角には集落があり、出来たばかりの建物みたいだった。

人々が住むには困らない数の家があり俺にもその権利が与えられた



初めは人々は記憶もない状態で戸惑ったみたいだったけれど

神さまっていうのがこの世界を創ったのだから勝手に住んでいいと誰かが言っていたそう


…その神さまはともかく俺達七罪の魔女の他にこの世界を創ったことは誰も知らないはずなのに…

「誰がそんなことを言ったのか?」

「ん?たしか君くらいの年の女のこだったぞ」


七罪の魔女の中で同じくらいの年齢は一人しか居ない

「…まさか!?」


アンジェなのか?



「その人どっちにいきました?」


「向こうだね」

「ありがとうございます」


その後ジェシカさんとアシュラに再会して今に至る。


「見つからないわねぇ」



「アシュラの千里眼で見えたりしない?」




「そうだな、今の状況で使う他ないな」


「千里眼?」


「君は知らないか。アンジェがどうやってプーカって子をピンポイントで隕石降らせたのか」


確か前の世界で隕石が直撃して死んだクラスメイトだ。

彼以外被害は受けてなかった…

「あのアンジェでもまさかとは思ったけど、アシュラが手を貸していたんだな」


「納得したか?アンジェの場合、死の痛みを感じてしまう為あんまりオススメしなかったんだ」



「千里眼程度なら、少し視力を失う程度の代償でいい。無論アンジェも一時期視力が落ちたはずだ」

「視力が落ちる?」


「お前は七罪の代償を勘違いしてるようだか一時的にだ。アンジェのは禁呪かそれに近い魔法ばかりだったはずだ。人に危害を加えない魔法は代償も小さい。視力が嫌なら魔力でもいいしな」


「アンジェの時はどっちを使っていたのか?」


「「魔力ね(だ)」」


二人とも即答だった


「それはなぜか?という質問は聞かれるだろうから説明するが、アンジェの場合呪毒なるものが存在する。人を傷つける魔法を使えば必ず跳ね返ってきた。そこに魔法の代償を支払っていればどうなると思う?」



「代償の二重払い…」 


「そういうことよ。アンジェだって痛いのは嫌だし。何より彼女においては

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